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○|○|日記館

夢でおならを踏むような噺
…とは程遠い、生活感あふるる自分語り

 
2013-06-21

先祖になる

カテゴリー: 日記
きのう近所に映画観に行ってきました。

タイトルにある「先祖になる」という作品で、3.11の大津波で息子と家を失った陸前高田に住む77歳の佐藤直志さんというひとが、仮設住宅に避難せず元の場所に家を建て直すことに挑む姿を追ったドキュメンタリー。
病魔や身体の不具合に冒されながらも田畑を借りて米を作り蕎麦の実をつくり、農業と林業を営んでいたご自身で木を伐採して家を建てるまで、おなじく陸前高田の町内に残る人々の姿やインタビューとともに映し出されていた。
直志さんの奥さんは家を建て直すことに反対して、亡くしたご長男の奥さんと仮設住宅に移り住んでいる。それでも成し遂げようとする、すごい頑固でパワフルなおじいちゃんだった。

この映画を撮った池谷薫監督、中国山西省に残留させられた日本兵である奥村和一さんを追った「蟻の兵隊」という映画で知ったのですが、この奥村さんも頑固でパワフルなひとだった。

どちらの作品も、土地であったり人間の尊厳であったり、なにかを守るために一歩も譲らない人の姿勢をこれでもかと見せつけられるのですが、守ろう守りたい守らなければ、というものもないまま日々ぼんやり生きているわたしなので、こういう人々の生きざまというものを見るといつも共感の以前に圧倒されます。

瓦礫のなかから生え出た草を指して、「これはキュウリだ。種があっちから流れてきたんだろうな」と言っていた。パワフルなのは人だけではない。

恥ずかしながら、震災という出来事、被災地という場所、そこへわたし自身がどのように関わっていくか、いまだ答えは出せずに(出さずに逃げて)いる。ただ、何事が起きようとおそらく必ずそこに誰かが存在していること、当事者がいること。
よく「これは他人事じゃいられない」なんていうけれど、いつどんなかたちで自分も当事者になり得るかということ、そしてそれはすでにそうであるのかもしれないこと。
そんなことを忘れてはいけないなと、こうして映画を見たり誰かと出会ったり裁判を傍聴したりニュースを見たりするたびにおもっては忘れおもっては忘れの毎日を送り続けている。





夜はひさしぶりにゴールデン街に行ってきた。友人がバイトしてるので。二ヶ月ぶりくらいに会った友人は、わたしの最近のあれこれを知っているので「楽しそうな顔が見れてよかったー」と表向き言ってくれていたけど、その後メールで何度も「痩せてきれいになったけど急激すぎて心配」を繰り返していた。
そういわれてみて体重計にのってみたら4,5年ぶりに見るような数字を叩き出していたので、「やっと会えたね」つって中山美穂を前にした辻仁成みたいなことを言いながら記念写真とった。まあそれでも10年前より7,8キロ多いですけど。中年太りがはじまる時期に重ねて、シェア暮らしを始めてからすごい太ったなあ。結婚すると太るってよく聞くけど、こういうことかあ~

……ちがう!

とはいえどうせ昨日酒のんで水分が抜けてただけだから誤差の範囲内だろうし今日夕方ケンタッキーとか食べちゃったし同居人が旅行から帰ってきておみやげにさつま揚げいっぱい買ってきてくれたしで明日にはもう1kgくらい戻ってるとおもう。胃、重いし。今日はもう体重計乗らない。見たくない。