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○|○|日記館

夢でおならを踏むような噺
…とは程遠い、生活感あふるる自分語り

 
2014-04-16

写真には写らない美しさが

カテゴリー: 日記
あーるー

かーらー

先日、戯れにダウンロードした出会い系アプリで平成生まれに写真を要求され、(本気で出会うつもりもないため)そのような答えに逃げたところ「マジですか!?どんなですか??」って返されてすげーびびった。伝わらないんだ。昭和は遠くなりにけり、老兵は死なずただ消え去るのみ。おらあもうこんな遊びをしていられる歳じゃねえってことだよリンダ。


プロフィール写真を変えたのはもうだいたいひと通り閲覧されただろという中堅どころな落ち着きと、あれを撮ったときから7~8kgくらい太ったので詐欺写真になりつつあるのではないかと危惧したため。とはいっても二枚目に載せてあるけどさ。普段写真なんかそんな撮られないから他に適当なものがない。

あのときは痩せたなあ。5月のほとんどを、職場で提供される昼食を少しと漢方薬と安定剤を栄養ドリンクで流し込む日々で過ごした。そうするとみるみる弛んでゆく皮膚と、日に日にあらわになってくるあばら骨を観察するのが楽しいような気分になっていった。気持ちとしては、せっかくだからこのままダイエットに突入してしまえという前向きなものもあったのだけれど、その奥の奥ではわたしはこんなに打ちひしがれていますという自己陶酔があったんだとおもう。初めのころは確かに、なにも考えたくなくて仕事以外の時間は薬で強制的に酩酊状態をつくっていた。ただしばらくするとつらくて食事も喉を通らない、んじゃなくて、こんなにつらいはずなのにごはんだけは一人前以上に食ってむくむくと肥えたままのおのれが醜いとおもってただけなのかもしれないあるいは、わたしがもっと綺麗だったら、というありがちで愚かな感情もあったのだろうかと。

それがいまじゃこの。

今日だけごはんキャベツにしたって無理だよ。

お肉も食べといてなにいってんの。

だいたいわたしが派手に痩せるときってなんか良くないことが起きてるときなんだよ。この五年の間では事情あって大問題を起こしたときと粉砕骨折したときと親が死んだときと猫が死んだときと兄が発狂したときか。若いころは季節の替り目に弱かったので秋から冬にかけてはちょっとバランス崩して必ず痩せてたんだけど、三十路あたりからもう上記レベルの事件でもないとそうそう減らなくなった。図太くなったんだよな。たくましくなったと言おうか。

しかしもう中年期、肥満よりもおそろしいのがそれに伴う筋力低下だ。もともと筋肉量はかなり少ない。高校時代、美術の先生におまえの重力に逆らわない体型は中世ヨーロッパの働かず動かない貴婦人が讃えられた美しさだとか(真偽のほどは知らない)褒められながら笑われたことがあるので、おそらく若いころから。そんなんだから体調不良があって症状を検索するとだいたい筋肉量を上げることが改善策のものばっかりで嫌になる。なんだかもう、ちかごろ冬が寒くて仕方がないし、緩勾配の坂でも自転車で登れない。

もういっそ肥満が美と富の象徴である、それはそれは紫外線の強い国に娶られて、「ジャバフの奴ぁ、あんなガリガリでなまっちろい嫁さんもらっちまって!」とか嘆かれたい。そうと決まればはやく迎えにきておくれ、未来の夫ジャバフよ。誰よ。知りませんけど。