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○|○|日記館

夢でおならを踏むような噺
…とは程遠い、生活感あふるる自分語り

 
2014-05-16

ドラえもんは来ない

カテゴリー: 日記
わたしは受験の心得がまったくといっていいほどないので、なにから手をつけてよいやらさっぱりわからずにとりあえず感じ出そうとおもってブックオフで108円だった「短大・推薦入試から難関校受験まで 小論文これだけ!」とかいう本を買ってしまった。数ページ読んでみたけど、なんていうか、しょうもない…。本の内容云々ではなく、積み重ねもないわ後もないわの状況で「これだけ!」的なものを選んでいるしょうもなさ。「これだけ!」でいいわけなかろうが。

なぜ受験の心得がまったくないかというと、わたしは中3の一学期半ばからというなんか大事な時期から登校拒否を決め込んだので、受験前の独特なムードというのを知らない。高校だけは出ておいたほうが良いという周囲の勧めだけによって名前さえ書ければ入れることで有名だがじつは名前すらかけない生徒も入学できるとか、校舎内にはバイクが走り回り、卒業するころには生徒数が半分に減ってるとかトイレで援助交際がさかんにおこなわれていたとかいう県内では伝説の高校に入学したのだった。
実際に入ってみると英語をアルファベットから覚えさせられたり、バイクが入ってくるのは校庭までだったし生徒数も3年次に1クラス減ったぐらいだし、旧校舎の奥にあるトイレがなぜかベニヤで封鎖されている程度で、まあ大げさな噂だった。そんな学校だったので受験勉強はちょっと放課後に職員室でテキストをやった程度の勉強で入れたし、入学後の成績は上位だったもんで勘違いしてさらにまったく勉強をしなくなり、高校そのものが進学には熱心でもなかったしで、全体なんだかのんきなものだったし、ぼやぼやなんとなく卒業した。

そして早幾年。ぼやぼや高校を出たとはいえ三流私大には受かるくらいの学力があったので、進学率を上げたい学校からは進学を勧められたのだがそこでまた大きく勘違いをしたまま10年ほどの歳月を過ごした。自分の姿勢を棚上げして経済的理由のせいにしていて、キャンパスライフを経験できなかったことをずっと根に持っていたのだ。ばかばかしいが当人にとってはけっこう深刻なコンプレックスだったんよ。それで気が狂ってしまう人の気持ちもわからなくない。ばかばかしいからこそ余計に、抜け出せない自分にうんざりするっつーか。

ただそうやって卑屈でありながらもずっとちゃらんぽらんに生きてきて、ちゃらんぽらんにも慣れききってしまってそこそこ楽しくなってきたしこれからもそうなんだろうと思っていたのになんかおかしなことになってしまったな。いや他人ごとじゃないんだけど。いざ、学ぶぞ!と意気込んでみてもさあこれがなにがなにやら。数学12ABってなに!

幸いなことに、あの道その道のプロフェッショナルが友人に揃っているので相談などしてみると、喜んで協力してくれるとの心強い返答をいただけた。のだけれど、ああこの、他人様を巻き込んでしまうともう一歩も引けないのだなあという感覚に超ビビってる。進学できなかった社会的キャリアを積まなかった劣等感や後悔さえこれからこの若くない脳と身体に短期間で詰め込んでく苦労をおもうと吹っ飛ぶ。

わたしはもともと生活が変化するとか新しいことを始めるとか、そういうのが苦手だったから余計に不安なのだけど、まあ不安感のドキドキというのも期待や高揚感のドキドキという感覚に脳はいくらでも誤って認識できる(吊り橋理論でいえば)はずなので、自分をごまかしながらやってみるのさ。

と考えながらゴロンしてマンガをひらく、まったくのび太レベル。