私を娘のように可愛がってくれてるアイルランド人夫婦からプレセントが届きました。 大好きなアイルランド風景のカレンダーと一緒に入っていたのは アイルランドのジョーク本でした。 かなり笑える内容で、このところ時間に追われてピリピリしてた心が和みました。 以前に観た映画の中には、いつ見てもジーンと来るシーンがあります。 例えば「ロレンツォのオイル」。 幼いロレンツォが難病で苦しんでる時、 何も知らされずに会いに来たアフリカ人の友達アモーリが、 変わり果てたロレンツォの姿を見て動揺するでもなく、 息子の状態に絶望している母親を問い詰めるでもなく、 ただそっと近づいて優しく子守唄を歌ってあげるシーン。 「悪人」では、孫が殺人事件の容疑者になってしまい、 マスコミからハイエナのように群がられてボロボロになる房枝に、 バスの運転手が「おい、ばあさん! あんたは何も悪くないんだから しっかりしなきゃいけないぞ!」というようなことを 長崎弁で叱咤激励するシーン。 張りつめてる時は、このような人の温かさに救われます。 特にユーモア、音楽、真心のこもった言葉は効きますね。 |
いま読んでいる『夜と霧』から印象に残った記述です。 「一人一人の人間に備わっているかけがえのなさは、意識されたとたん、 人間が生きるということ、生き続けるということに対して担っている責任の重さを そっくりと、まざまざと気づかせる。 自分を待っている仕事や愛する人に対する責任を自覚した人間は、 生きることから降りられない。 まさに、自分が存在する意味を知っているので、ほとんどあらゆる環境や試練にも 耐えられるのだ」 これは、どんな環境にいても、どんな生き方をしていても 当てはまることだと思います。 |
仕事の合間に『夜と霧』と『プリズン・ブック・クラブ』を読んでいます。 前者は強制収容所に入れられた心理学者の回想録、後者は刑務所での 読書会の様子をフィクション風に記録したものです。 偶然なのですが、2冊とも自由を制限された人たちが主要登場人物です。 理由は違っても、普通の人間以下の生活を強いられている人たちが、 人間としての尊厳や平静を失わず、心の拠り所を見つけていくところが 感慨深いです。 |
恋人や結婚相手候補に求める条件は、自分にないものや コンプレックスを補える要素であることが多いそうですね。 例えば過剰なほど容姿にこだわる人は自分の容姿に自信がないとか。 では、「こういう人はイヤ」という場合はどうでしょう。 これは自分が苦手なことや、自分の中にある嫌いな部分では ないでしょうか。 私の場合、苦手なタイプとして「強引な人、優柔不断な人、 駆け引きをする人」を挙げています。 これは自分次第で変えられるかなと最近は思っています。 まぁ、最後の「駆け引きをする人」は私が駆け引きできないから 苦手なんですが、これは苦手のままでいいでしょう。 そもそも駆け引きをしようとする人は、相手より優位に立ちたいと 考えてるんだと思います。 そういう人と対等な関係を築くのは難しいですね。 私が強引な人が苦手なのは、断るのが苦手だからです。 そして優柔不断な人が苦手なのは、自分も優柔不断だからです。 ということは、ちゃんと私が断れるようになれば、 優柔不断な自分を変えていけば、相手がそうであっても 気にならなくなるかもしれません。 相手が強引でも、ノーと言えたら無理に合わせなくて済むし、 はっきり意思表示できたら相手の優柔不断に振り回されずに済みます。 自分が苦手だと思ってる部分が気にならなくなれば、もっと相手の 魅力的な部分を見る余裕が生まれるかもしれませんね。 |
今日は友人の舞台を見てきました。 一緒に食事して他愛もない話をしてる時とは別人のように 表情も声も違っていて新鮮でした。 帰る前に挨拶に行ったら、目をうるませて 「来てくれて本当に嬉しい」と何度も言ってくれました。 多趣味でいろんな発表会に出ている友人。 知り合って5年ぐらい経つのに舞台を見たのは これが初めてでした。 私は一旦仕事モードに入ると、他のことが見えなくなって 仕事以外の用事を排除してしまいます。 友人もいつも誘ってくれてたのに「仕事だからゴメン」と あっさりと断っていたのです。 大切な友人なのに悪いことしてたなと反省しました。 同時に、断ってもイヤな顔を見せずに、その後も誘い続けてくれたことが とてもありがたいと思いました。 私が忙しそうな時は放置して、さりげなく様子を見て誘ってくれる人が 友人の中には多いです。 そんな人たちに囲まれて、すごく恵まれてるなと改めて気づきました。 |
今月は誕生月です。 1年の半分が終わっただけでなく、また1つ年を重ねると思うと 焦ります。 年を取ることよりも、この年になってまだ自分が描いていた理想の姿に なれていないことのほうがショックです。 50代と言えば立派な大人で、一人の人間としてある程度 完成できてるはずだと思っていました。 実際は幼い頃の気持ちや短所をそのまま持ち続けている、 大人の皮をかぶった子供です。 時々 海外の人たちとメールのやり取りをするのですが、 ほとんどが20~30代なのに、教わることも多いし、 その人たちのほうがずっと大人で人間ができてる気がします。 きっと、いつまでも自分を未熟だと感じて生きていくのでしょうね。 とりあえず、いい影響を与えてくれる人たちが周りにいるので それに倣って言い訳せずに、いろんな角度から関心のあることに 挑戦していこうと思います。 |
以前、何度かイタリア人、スペイン人、ポルトガル人など いわゆるラテン系の男性にアプローチされたことがあります。 あちこちで日本女性はモテると聞いていたので 勘違いして舞い上がることはありませんでしたが、 こちらが赤面してしまうほど情熱的に褒めまくってくれるので 口説かれた末にお付き合いしてる日本人女性が何人かいたのも 納得できました。 周りにキレイな女性はたくさんいたのに、まるで私しか見てないかのように 無視しても全く気にするふうもなく、いつも笑顔で話しかけてくれました。 その当時は勉強に一生懸命だったので、正直うっとうしかったのですが もう少し観察していたら彼らから多くを学べたかもしれないと思います。 一番感心したのは、その気はないからとお断りした時も 「分かった。残念だけど君の幸せを祈ってるからね」と 爽やかな笑顔を見せてくれたことです。しかも、しばらくは 「どう?気が変わった?」と声をかけてくれました。 日本人からしたら「軽い」と感じますが、そのお陰で私も イヤな気分にならずに済みました。 相手に罪悪感を抱かせない軽さは優しさのような気もします。 私もそういう軽さを持っていたいと思います。 例えば断られても、それは単なる相手の都合や好みであって、 自分の人格を否定されたわけではないので 気にせず「自分の良さを分かってくれる人を見つけよう、 人生を楽しもう」と思えるとパートナー探しも楽しめますよね。 |
会社勤めをしていた頃、いわゆる霊能者という類の人に 見てもらったことがあります。 同僚2人が「本当に当たるから!」と警戒心でいっぱいの私を 無理やり連れていってくれたのです。 見た目はごく普通のサラリーマン風な霊能者さんに開口一番に 「あなたは気が多いな~。すごくムラがあるよね」などと 気にしていたことをズバズバ言われ、同僚は大笑いしてました。 その方は私の前世も見てくれました。時代は幕末の世で 関西の裕福な呉服店の娘で両親に溺愛されていたのだそうです。 なかなかの器量よしだったようで、求婚の申し込みも多数あったとか。 でも病で若くして亡くなったそうです。 未婚のまま死んだということは下手すれば10代だったかもしれません。 霊能者さんは「臨終の思い」がとても重要だと言いました。 つまり前世の自分が死に瀕して何を悔やんだか、何を果たしたくて 今世に生まれてきたのかが分かると言うのです。 前世の女性は周囲にちやほやされながらも孤独で、たった1人の男性に 心から愛されたかったと思いながら亡くなったそうです。 今の私とは大違いな人生なので、とても自分の前世だとは 信じられませんが、同じ女性として共感するところはあります。 この前世話がデタラメであっても、もし臨終に後悔するくらいなら 少しぐらいは出会う努力をしてみようという気になれたので 聞いて良かったと思っています。 |
私は賑やかな家庭で育ち、友達も多かったのですが 一人で絵を描いたり物語を作ったりして過ごすのも大好きでした。 それは今も同じで、一人でいて寂しいと思ったことはありません。 実際このまま独身でもいいかなと少し前まで考えていました。 その考えを変えさせてくれた方々がいます。 まずアイルランドでホストファミリーとして受け入れてくれた ご夫婦です。今も私を娘のように可愛がってくれています。 特に奥さんのほうは「あなたが大切な人を紹介してくれるのを 待ってるからね」と言い続けてくれています。 そして同じくアイルランドで出会ったイタリア人のご夫婦。 この方々も家に招待してくれ、娘のように接してくれます。 他人なのに私の幸せをこんなにも望んでくれている人たちに 紹介できたらいいなと思うと出会いに前向きになれました。 そして、もう一人、変わった形で影響を与えてくれた人がいます。 それは次回に書こうと思います。 |
相性の良い人を探すには、まず自分を知る必要がありますね。 自分がどんな人間で、何を人生に求めているのか。 でも「ジョハリの窓」のように、本当の自分を知るのは なかなか難しいと思います。 占いはほとんど信じませんが、だいぶ前に話題になった 「動物占い」の性格描写を読んだ時は少し驚きました。 これによると私は「放浪の狼」です。 違うバージョンの動物占いでは「礼儀正しい狼」でした。 基本的な特徴は 「気取らない明るさ。マイペースで飽きっぽいところがある。 大胆かつ変わった個性の持ち主。意外と気が小さい。 裏表が無く人情に厚い。頼みを断れないところもある。冷静かつ慎重」 耳が痛いところもありますが、かなり当たってる気がします。 恋愛のアドバイスとして 「自分の考えにこだわる個性派なので、その独自な人生観、 物の見方などを理解してくれる相手を見つける事が第一でしょう」 「ユニークな性格を受け入れてくれる包容力のある男性が 良いでしょう」などと書かれています。 わざわざ「放浪の狼」と相性が良いと書かれてる黒豹や ペガサスの人(バージョンによって違う)を探す気はありませんが、 「自分の個性を受け入れてくれる人」というのは 私には特に重要だと思います。 ということで、自分にとって相性の良い人は 「大らかで寛容な人」ということを心に留めておくことにします。 |