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ケンゴロウ日記

 
2018-07-24

あおり運転

カテゴリー: 日記
 今日は休みだったのでネットのコラムをだらだら読んでおりました。その中にあおり運転に関する記事があったので自分の頭の整理のためにまとめておくことにしました。少々長くなってしまいましたすみません。



 なぜあおり運転をするのか。私が記事を読んで重要だと感じたポイントは、①ストレス、②匿名性、③罪悪感の欠如、の3つです。

 1つ目のストレスについては言うまでもないと思いますが、仕事や家庭などの日常的なストレスに加え、運転時には渋滞、信号、夏の日差しなどストレスの種になるものが多くあると指摘されていました。そのような中で運転者は安全確認、ハンドル・ペダル操作を要求されるのですからストレスに敏感になりますよね。そしてストレスから来る欲求不満を解消するためにあおり運転という攻撃行動に出るそうで、アクション映画などを見てスッキリする心理現象と同様であると説明しています。

 2つ目の匿名性ついては疑問をもたれる方も多いのではないでしょうか。私も意外でしたが、周囲と仕切られた狭い空間はプライベートだという意識が強く働き動物としての本性、つまり感情が行動に出やすいとのことです。確かに、意識だけでなく実際にあおっているドライバーの特定なんて出来ませんし、文句をつけようにもそのまま走り去られるだけですから、一方的に攻撃できるという点ではネットと似ていると感じます。
 匿名性についてもう1点、相手の顔がみえないことで共感による攻撃の抑制が生じにくいことも指摘されていました。


ちょっと涼しい写真

 最後に罪悪感の欠如です。先に指摘された相手の顔が見えないことによるという単純なことに加えて、根本的な交通ルールの特殊性という視点から興味深い指摘があったので紹介します。道路交通法が他の犯罪と比べて特殊な点が3つ挙げられていました。1.被害者がいない場合が多い。2.日常的に多数の違反者がいる。3.違反と認識されてない行為もある。
 簡単に解説すると、1.「誰かに迷惑かけた?」2.「みんなやってるし」3.「知らなかった」といったところでしょうか。この3点から窃盗や放火などの明確な犯罪と比べてやって良いこと悪いことの基準が曖昧になり、その結果として自己の過度な正当化、罪悪感・危機意識の欠如につながっていると指摘されていました。確かに交通ルールとマナーの境界はあいまいですよね。

 以上のことから運転中はストレス不可が大きくなり匿名性により感情的・攻撃的な行動をとりやすくなり、さらに明確な基準がないために自己の正当化および重大事故の危機意識が欠如することなどによってあおるという行動に出るわけですね。車の匿名性についての視点は興味深いですし、曖昧な基準から来る罪悪感の欠如という視点も一理あると思います。どんな厳格な人でも制限速度を守って走ってる人はまずいませんよね。
 こんなことを知って何になるのかと思われる方もいるかもしれませんが、自分の感情をコントロールする、あるいはあおってくる相手の心理状態を理解することはトラブルの回避に必要だとおもいます。
 
 社会問題化しているあおり運転の対策として私が期待しているのは技術進歩と罰則化です。後部ドライブレコーダーが普及して明確なあおり運転が発覚した場合はペナルティを科す。これが一般的になればかなり抑制できると思います。そして、やはり自動運転が普及すればロボットをあおろうなんて間抜けな人はいなくなるのではと期待しています。

 車は凶器であるという意識をしっかり持って心に余裕のある運転を心がけたいですね。最後まで読んでくださりありがとうございました。