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○|○|日記館

夢でおならを踏むような噺
…とは程遠い、生活感あふるる自分語り

 
2013-11-20

1119国立演芸場→池袋演芸場

カテゴリー: 日記
国立演芸場(仲入りから)

滝川鯉津 狸札
笑福亭羽光 親子茶屋
ビックボーイズ
三遊亭遊吉 浮世根問
カンカラ
桂歌春 強情灸

三遊亭とん馬 豊竹屋
桂なん南 長命
ボンボンブラザース
三遊亭遊三 時そば


池袋演芸場

古今亭志ん八
隅田川馬石 元犬
マギー隆司 奇術
林家しん平 なんか池袋の狭い焼肉屋とか上質なタンの話
桂藤兵衛 時そば
ひびきわたる(ホンキートンク代演)
五街道雲助 家見舞
お仲入り
蜃気楼龍玉 鰻屋
三遊亭円丈 大須演芸場のまくら、強情灸
林家正楽 紙切り「クリスマス」「スカイツリー」「大須演芸場」「酉の市」
桃月庵白酒 幾代餅



初めて国立演芸場に行ってきた。とにかくきれい。椅子が良い。ばたばたと遅刻して仲入りから。そして終わったら急いで有楽町線で池袋。今席はどれもおもしろそうだったんだけど、行ける日が足りず悩んだ。日が足りないっていうより、休みの日に限って貸し切りだったり目当てが休演だったりで結局昼夜はしご。末廣も行きたかったなー。

池袋について、区切りまで待とうとおもって一服。池袋演芸場は喫煙所のすぐ目の前に楽屋入口があって、たびたび芸人が出入りするのをよく見るのだけど、ほんとに噺家って街で見かけても絶対に気づける自信ない。今日もおっさんが楽屋に入っていくのを数人見届けたけど、気づいたのは席について香盤表広げてからだった。円丈の顔なんか絶対忘れないとおもうんだけど、一致しないんだろうな、脳内で。

今日は時そば二回聴いた。そんな季節なんだよな。飽きっぽいわたくしがほどほどながら一年も寄席通いをしていることに自分でびっくり。紙切りでも「スカイツリーはやっぱり多いなあ」とか「酉の市、去年も見たなあそんな季節だなあ」とか、五街道一門を聞きながら古今亭はいいなあ、そしてやっぱ志ん朝より馬生だなあ、なんてことをえらそうに考えるようになったもんだよなんてことを考えるようになったもんだよ。しみじみ。

国立では「思い出の噺家たち」という資料展示がやっていたのだけれど、北海道の遠征先で馬生の訃報を聞いた志ん朝が「まいったことになったなあ、兄貴に相談しないと…そうか兄貴がいないんだ」と言ったエピソードに涙腺がゆるんだ。そして円丈のまくらで目黒名人会という入った客が皆後悔するという寄席で馬生がトリを取ったとき、無反応な客と静かな語り口が相まって終演に前座が気づかず、馬生自らが追い出し太鼓を叩いたという話。好きだなー馬生。

ところで、仲入り後に斜め前に座った男性にどうも見覚えがある。寄席でよく見る客っていうのはもちろんいるんだけれど、そういう類ではない気がする。誰だっけ誰だっけ、でもさほど親しい人ではないはずだ、うーん……あっあれはそうだあの人だ!……で、あの人の名前なんだっけ?と頭を抱えた。そもそもがそういう人間だから、高座でしかみたことのない噺家を私服姿で見つけるなんてことはそうそうできるわけがないのだ。

たしかカワイさんだったとおもうんだけどなあ。