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○|○|日記館

夢でおならを踏むような噺
…とは程遠い、生活感あふるる自分語り

 
2013-09-25

満腹日誌

カテゴリー: 日記
二年前に自転車ですっ転んで砕いた骨、最後の定期診察だった。

レントゲン

おれの左腕にはこんなパスタすくうやつみたいのが入ってんだぜ

入院していたときから、いろんな医師や看護師に「ああ、あなたがあの」といわれるケガだった。のちにググったら「骨粗鬆症の老人を襲う四大骨折のうちひとつ」といわれるものだと知った。あとの三大は知らない。

若いひとにはめったにない、まして自転車で転んだだけでは、なので運が悪かった運が悪かったとにかく運が悪かったと言われ続けてきたが二年目の今日、はじめて「運が良かったね」と言われた。ふつうここまで砕けると血管が潰れて骨にも異常をきたしてくる可能性が高いのだけれど、その徴候は一切ないから良かったねっていう話。え、ちょっと待って血管潰れるとかそんなの聞いてない。ゾッとしちゃったよ。


ともあれ次回の予約は必要なし。病院のあるこの街に、もう二度と来ることはないだろうということで、あらかじめ付き添いに呼んでおいた友人らと快気祝いのはしご酒とはしごごはん。

スタートはTVチャンピオンのおにぎり。TVチャンピオン優勝、という言葉に昔から弱い。白身魚フライおにぎりというどう考えても色物枠だがふつうにおいしかった。

二軒目
十条名物といえばこれ


からし焼き

肉豆腐、と一言でいえない代物。おいしいとかまずいとかの話ではない。にんにくと砂糖と化学調味料と醤油のなかに豚肉と豆腐をぶっこんで力強く煮たもの。


三軒目
チューリップ


こどものころ、運動会とか遠足とかのおべんとうには必ずリクエストしていた。わたしのなかではビフテキと並ぶごちそうがチューリップだったものだが、つい最近チューリップが再注目みたいな記事を読んだらそこには当時は安価で作れたため人気だったが手頃な価格で鶏肉が手に入るようになったため廃れた、みたいなことが書いてあった。

自分にとってごちそうだったものがじつはわりと貧乏食だったと知ったときってけっこうショックだよね。


四軒目


商店街にある大衆酒場。孤独のグルメに登場したとのことで検索にすぐひっかかった。孤独のグルメと吉田類推薦は近頃ほんとうにどこでも目にする。ピースボートのポスターほどではないが。

写真はミズのこぶを漬物にしたやつ。ミズって山菜のむかごなんだけど、東北でよく食べられるものなのかな。東北出身のかたにいただいて、醤油漬けにして食べたときの感動が忘れられなかったが、こっちで売ってるのを見たことない。メニューに並んでいるのを見た瞬間に即注文。お店のお姉さんが、きりたんぽもあるよ今年初だよと薦めてくれるのでそれもいただいた。秋田好きだと思われたんかな。

とにかくこのお店はメニューが多くて、いろいろおいしかった。しめさばとか。ていうか「いろいろおいしい」とか感想が雑なのはこのあたりで日本酒が入ってもうふらふらになっていたから。

もう二度と来ることないとおもったけどまた行きたいお店だなあ。


その後、新宿まで戻ってバーでワインとか飲んだけどあんまり覚えていない。タクシーで帰宅して、起きたらなぜかコンビニでグラタンを買った形跡があった。