「今、ある人々は、己れのダイアモンドの面を綺麗に磨いて、キラキラと輝いている。またほんの少しの面をやっと磨いただけの人もいる。そのためにまだあまり輝いてはいない。しかし、どの人もその胸に1000個の輝く面を持つダイアモンドを持っているのだ。そのダイアモンドはどれも完全で一つの傷もない。人々の間の差は、ただどれくらいの面をすでに綺麗にしたかということだけなのだ。しかし、どのダイアモンドもすべて同じで、しかもすべてが完璧なのだ。すべての面が美しく磨きあげられ、虹の光の中で輝いている時、ダイアモンドは本来の純粋エネルギーへと戻ってゆく。光だけが残る。それはまさに、ダイアモンドが作られるまったく逆のプロセスであり、すべての圧迫が解放されるのだ。純粋エネルギーは光の七色の中に存在する。そして光は、意識と知恵を持っている。そして、すべてのダイアモンドは完全である。」 (『前世療法』 ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢・亜希子訳 PHP研究所[文庫]刊より) |