「自然はバランスしている。自然界では、動物は少しずつ殺されてゆく。自然の仕組の中では、決して大量殺りくは行われない。植物は動物に食べられて、再び育つ。栄養素は吸収されてから、また補充される。花を賞で、実を食べ、そして根はそのまま保存される。………人間は、バランスを学ぼうとしなかった。ましてや、それを実行しようともしなかった。こんなやり方では、いつかは自分自身を滅ぼしてしまうだろう。しかし、自然は生き残る。少なくとも、植物は生き残るであろう。」 (『前世療法』 ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢・亜希子訳 PHP研究所[文庫]刊より) |