遅ればせながら「人生フルーツ」を見ました。 建築家の津端修一さんと妻の英子さんのドキュメンタリー。 理想的な余生の過ごし方や夫婦関係のお手本のようなご夫婦です。 90歳と87歳という高齢なのに、お二人とも若い。 映像を見る限り、耳が遠いとか足腰が痛いなどという問題は 全くなさそうでした。 他の元気な高齢者がそうであるように、2人ともよく動きます。 畑仕事をこなし、家のメンテナンスもする。 業者などに頼まず、できるだけ自分たちでやるという姿勢。 これこそがボケない、老けない秘訣なんでしょうね。 また、相手が何かをやりたいという時に 「どんどん やってください」と応援するところは まさに私が望むパートナーシップの在り方ですが 実践できるってすごいなと感心しました。 露骨に「えっ、そんなことやるの?」とは言わないまでも 自分に理解できないと否定的になることもあると思うんです。 でも、このご夫婦はそういった批判はしなかったようで 「どんどん」と言えるところに、お二人の強い信頼関係が 感じられました。 こういう素敵なご夫婦を見ると、結婚っていいものなんだなと 素直に思えます。 だけど当然ながら、結婚しただけで幸せが保証されるわけでは ないですね。 結婚の真価を享受できるのは、このご夫婦のような地道な心掛けを 守った人たちの特権なんだろうなと改めて理解できました。 |