今日は叔母の誕生日だったので、久しぶりに電話してみました。 夫のモラハラに耐えかねて1年ほど別居していたのですが、 また家に戻って一緒に住んでいます。 元々細い叔母が「ストレスで10キロ痩せた」と言ったので どうしようもなく悲しい気持ちになりました。 叔母はバツイチです。 先夫は怒りだすと手がつけらない暴力男で、このままでは 命の危険もあるということで30代で離婚。 その1年後ぐらいに結婚した現夫からは言葉によるパワハラ&モラハラ。 身内の贔屓目もあるかもしれませんが、 優しくて綺麗で料理上手な叔母は、子供の頃から私の憧れでした。 本当なら、もっと大切にされてもいいはずなのにと 納得いかない気持ちでいっぱいでした。 叔母を見下した発言をした後、猫なで声で私に話しかけてくる叔父が 気持ち悪くて、顔を合わせる機会があるのが苦痛でした。 そんな訳で、以前は一方的に叔父を悪者だと嫌っていたのですが 今は少し違う見方をしています。 叔母に欠点があるとすれば、卑屈なほど控え目すぎるところがあり、 自己卑下する癖がありました。 愛情深い男性だったら、そんな部分も含めて可愛いと言って 大切にしてくれたかもしれません。 でも叔父のように内弁慶で気の弱い男性にとっては、 威張れる絶好のチャンスなので、妻をこき下ろすことで 優越感を味わっていたのでしょう。 当然、威張る夫と卑屈な妻では対等な関係にはなれませんね。 逆に言えば、叔母がもう少し自分を正当に評価して 自信を持って振る舞えていたら、叔父もそれほど大きくは 出られなかったでしょうし、そもそも2人が結婚することも なかったかもしれません。 個々の性格だけでなく、相手によって引き出される傾向って あると思います。 だからこそ相性や関係性って、パートナーシップにおいては 条件や趣味なんかよりも重要視すべきなのではと考えてます。 「この人といると、どういう自分になってるか」ということです。 延び延びと自分らしく振る舞える相手なのか、それとも 怒らせるのが怖くて言いたいことを呑み込んでいないか。 早く結婚したいなどの焦りがあったりすると、そんなふうに 自分を客観視するのは難しいかもしれません。 でも幸せになるためには一番大切なことなんじゃないかなと 叔母を見て感じました。 |