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あっちゃん日記

acchan.comの代表のあっちゃんです。
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2011-04-06

acchan誕生秘話【大学編2】

カテゴリー: acchan誕生秘話
こんにちは。
ここ最近止まっていました誕生秘話について再開させて頂きます。
いつも長くてすみません。

・・・・

オタク街道真っ只中だった大学1年生も、3月になって終わろうとしていました。
春休みだったので、実家に戻りアルバイトを始めました。
近所のお菓子工場でのアルバイトです。
以前にも何度かお世話になっていたので仕事はぜんぜん慣れていました。
しかし、この工場、食品を扱っているので衛生面はちゃんとしていて専用のエプロンにマスク、帽子をかぶっての作業です。
また、アルバイトの学生も多く、春休みの期間は半分以上が学生でした。
そこで出会ってしまったのです、かわいい女の子に。
・・・というか勝手に憧れていただけではありますが。(^^;
まぁ、今から思うとどうしてそこまで勝手に思いつめたのか不思議ではありますが、ある意味ゲレンデマジックというか、マスクマジックがあったかもしれません。
思ったんですが、マスクと帽子をかぶると目しか見えません。
しかし、目だけで見るとみんな素敵な女性に見えてしまうんです。
ゲレンデでゴーグルをしてさっそうとスキーを滑るとみんなかっこよく見えたのと同じじゃないかと勝手に思っています。
結局その短いアルバイト期間では自分の気持ちも打ち明けることができず、そのまま東京へ戻ってきてしまいました・・・。
しかも、苦労して稼いだお金で買ったのはアニメのLDコンプリートボックスです。(5万円位?)
今だともう完全になくなってしまったLDですが、当時はビデオテープと違って鮮明で劣化もしないということでオタクの間では必須のアイテムとなっていました。
しかし、自分はアニメのLDを買ったのにLDプレイヤーは持っていませんでした。(^^;
どうしてもLDの初回特典が欲しくて、見ることもできないのに買っていました・・・。

そんな春休みを過ごして2年生が始まると、なんと!オタク友達の1人に彼女ができているじゃないですか!
これには衝撃を受けました。
この年になるまで女性とまともに話したこともなく、しかもよくよく考えたら同年代の男女が知っている当たり前のことを全くしりません。
今はやりの映画や、音楽、ドラマ、有名人・・・何もかも全く何も知らないまま今まで生きてきたんです。
オタクなパソコンやアニメに関することは本当に詳しいんですが、それ以外のことは全く何も知らないということに気が付きました・・・、遅すぎですが。(^^;

そこで、心機一転、「よし!人間になろう!」、そう心に誓うのでした。(部屋に飾ってあった全てのポスターも剥ぎました!)
しかもちょうどいいことに1年生の頃は授業に忙しくて(オタクに忙しくて)全く時間がなかったのですが、2年生になって授業が一気に少なくなったので時間にゆとりがでてきました。
何をしたら人間になれるんだろうと考えた結果、オタク友達がファーストフードでアルバイトして彼女を見つけたとのことだったので、自分も真似してみることに。
ここなら「普通の男女」がたくさんいるんじゃないかという浅はかな考えでした。(^^;

近所にファーストフードのお店がいくつかあったのですが、せっかくやるなら一番有名そうなお店にしようとマックに応募してみることに・・・。
すると、面接にも合格し、いよいよアルバイト開始です!
今まで工場では何度かアルバイトをしたことはあるんですが、サービス業は初めてです。
しかも後から知ったのですが、マックは他のファーストフード店よりかなりきつい・・、というかマックだけはいつも混んでいて常に忙しいというお店でした。
そんなお店に入って、奥の厨房で毎日汗だくになりながら、ハンバーガーを作る毎日でした。

しかし、最初はきついと思っていた仕事も慣れると逆に楽しくなってきます。
マックは本当によくできていて、入りたてのアルバイトから徐々にスキルを上げて上の階層に上がることができます。
確か、トレーニー → Cクルー → Bクルー → Aクルー → トレーナー → スイング → Aスイング → マネージャ(社員) → シニアマネージャ → 店長 のような感じでした。
一番下のトレーニーから上の階層に上がるにはそれぞれ決まった試験があって、それをパスしないと上がれません。
逆に上に上がるためにやらないといけないことがはっきりとしていて、しかも全部が完全にマニュアル化されているので非常にわかりやすく目標を立てやすいというのがありました。
焼くものの温度や時間だけでなく、1ポテトに振る塩のグラム数まで決まっていました。
マニュアルどおりにやれば、いつどんなアルバイトが作っても全く同じものが出来上がるようになっていたのです。
ただ、あまりのきつい仕事内容だったため、軽い気持ちで入ってきた人はすぐにやめてしまいました。そのため残った人は根性のあるツワモノばかりで、だからこそ強い連帯感と信頼感のある職場でした。
当初の目的は「人間になって彼女を作る」だったのですが、次第にアルバイトの面白さにひかれてすっかり仕事尽くめの毎日となってしまいました。(^^;

そんな中、大学のオタク友達の中で、サークルを作ろうという話がでてきました。
オタク友達の中にもバンドをやっていたりして、ちゃんとしたまともな男子もいました。
その人たちが主流になって活動するサークルを作るのでいっしょにやらないかとのことです。
とりあえず、時間にはゆとりがあったので、いろいろ手伝いをすることに。
まずは、新入生の勧誘です。
もちろん自分の学校ではありません、オタクしかこないですから。(^^;
近所の短大や女子大への勧誘です。
しかしオタクっぽい男連中が何だか活動内容がよくわからないサークルの勧誘をしてもなかなか入ってくれません。ライバルもいっぱいいるし、そもそもこの時点では何も活動実績がない状態でした・・・。
でも、そうやって何日か勧誘しているうちに、ポツポツと入ってくれる子が現れました!
しかもそのうち、普通にかわいい子まで入ってくるじゃないですか。
でもそうやって入ってきてくれた子がいても、サークルとしての活動内容はありませんでした。ただ、たまにみんなで集まって飲むだけのサークルでした。(^^;

でも!なんと驚いたことにその中の一人の女の子から付き合って欲しいと言われることに!
自分は全くなんとも思っていなかったのですが、よくわからず承諾してしまいました・・。
でも付き合い始めても何をどう接していいのかわからず、あっという間にフラれてしまいました。(^^;
もうほんとどうしようもないですね。
ただ、後から聞いた話では「あの子は学年で一番かわいい子だったのになんで別れたのよ!」とその子の友達に言われてしまいました・・・。
本当にそうなのかわかりませんが、そういわれてもまだ人間に戻っていませんでしたから~。

・・・・

そうこうしているうちに、徐々にマックでメキメキと力をつけていくのでした・・・(続く)