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○|○|日記館

夢でおならを踏むような噺
…とは程遠い、生活感あふるる自分語り

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2014-04-23

誕生日

カテゴリー: 日記
誕生日だったので休暇をもらって那須塩原に行ってきた。

初日は雨なうえ鈍行に揺られての旅、足のない我々は宿からいちばん近い観光スポット千本松牧場に行った。しかし野外アトラクションは雨のためすべて休止、案内所のおねえさんも「雨なので…動物をみていただくか…ジェルキャンドル作り体験だけですね…」と困ったように言っていた。来るときのタクシー運転手も、「雨だし平日だし、桜の季節も終わっちゃったし…(あんたたちなにしに来たの)」みたいな感じだった。



雨のなか羊にエサをやるわたくし。


この直前に食堂でジンギスカンを食べている。

ほかにもヤギと牛とブタとうさぎとモルモットと犬と猫がいた。羊とヤギっておなじジャンルの動物のようでぜんぜんちがうのね。羊は食べるスピードが超早くてちょっとびびった。



ひとしきり動物をめでて宿へ。那須っていうとわたしはCMの影響で「ホテルニューしおばら~♪」か「サンバレーっホッテールサンバレー♪」しか知らないしそれ以外の観光も施設も知らないっていうかつまり興味ない。

まあ誕生日は遠出して温泉か、例によって寄席でも行って健康ランドで一日過ごそうかなっとはなんとなくおもってたんだけどさ。

少なくとも那須っていうか、ここに行くつもりは微塵もなかった。



ピラミッド温泉。

なんていうかここはこんなの珍スポット以外のなにものでもないんだけど、写真だけで察してもらえると思う。つまりまあそういうことです。ピラミッドの頂上部分に瞑想室とかあって、おじさんのうんちくをひとしきり聞いた後に瞑想するシステム。ヒーリング音楽をかけてくれたんだけどなにかがおかしいのかずっとラジカセをガチャガチャやってて笑いをこらえるのが大変だった。

翌日も雨予報だったのだけど、なんととても爽快な晴れ。ピラミッドパワーが効いた模様。チェックアウトを済ませてさあ出かけるぞ。




昨日も行った牧場に。



ふれあい系の牧場って、小動物以外は柵の向こうからエサあげられるとこしか行ったことなかったので、こんな群れに囲まれたのは初めてだった。たのしい。けど、快晴だったので前日とはうってかわって活気があり、おそらくエサもたくさんもらったのか愛想に差が感じられた。



東京に戻ってすごいお肉の食べ放題で〆


かとおもいきや、いつのまにか近所に住む友人の家で二次会をやることになっていた。もういい時間だし疲れてるし明日仕事だし荷物もあるのになあとおもいながらも流されて行ったらサプライズでバースデーケーキが用意されていた。しかもみんな翌日はわたしなんかより早くから仕事だし、早朝の飛行機に乗らないとって人もいるのに!

ありがたいな。ほんとにうれしい。が、サプライズの気配にまったく気づいてなかったのですげーびっくりしすぎて反応が微妙になってしまった。ここはもっとこう、アメリカ人を見習いたい。

充実の誕生日だった。
2014-04-28

20140425医は仁術展落語会

カテゴリー: 日記
4月25日 上野国立科学博物館 医は仁術展

春風亭一力 転失気

古今亭志ん吉 犬の目

桃月庵白酒 代脈

仲入り

桃月庵白酒 死神


落語なんかぜんぜん好きじゃない友人と。
テーマ的に医者の噺だろうなと予想していて、白酒だし代脈はあるだろうと予想できて、転失気・犬の目も寄席でよくかかる軽い噺だからありそうだなってとこまでは考えてたんだけどあとひとつ。友人が「死神は?」って言ってたけどわたしは、あれは医者になる話だけれどちょっと様子が違うんじゃないかと言ってたら当たった。そして言った友人は医者が出てくる噺は死神しか知らないっていう。わたしはちょっと季節ずれるけど夏の医者あたりかっておもったんだけどな。早すぎか…。

しかし、あんな軽い死神は初めて聞いたかも。つっても生で聞くのは初めてだったんだけど。滑稽な噺ではあるけれど全体的にじっとりとした暗さがある印象だったところ、白酒は終始明るい感じ。明るいからよけいに狂気を感じられて怖い。ちなみに今回の死神を追い払う呪文は「アジャラカモクレンオバマダイトウリョウスシハノコサズタベナサイ」だった。アジャラカモクレンの後には時事ネタが入りやすい模様。

医は仁術展もおもしろかった。展示の最後に見せられた鉄拳のパラパラ漫画がなんかわざとらしく泣かせにかかってきて興ざめしたけど。

わたしはそんなもんで泣かせにかかられなくても、恋するフォーチュンクッキーでおじさんやおばさんが笑顔でたどたどしく踊ってるとこ見て泣きそうになるからな。今日は代々木公園でレインボーパレードがあって、そこでブラスバンドが恋チュンやって踊ってたよって話聞いただけでもう泣きそうになった。

設定なんてなくても、なにかが存在する(した)ってことだけで誰かの胸を打つには充分なのだ。
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