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2014-02-24 03:21:28

カテゴリー: 絵日記になりたい
はよ~























 T字路脇に置かれた

 2台の児童販売機


 のどを潤そうと

 その前に立ち止まった


 左側の一台は

 赤い姿をしていて

 おそらく

 チョチャチョ~ラ系だろう

 一方

 右側の一台は

 淡い色合いだった


 赤系を見上げて

 硬貨を投入しようとした


 ところが

 なかなか投入する事が出来ない

 背が届かないのである


 おもいっきし腕を伸ばし

 少し飛び上がっても

 うまく的が決まらない


 自分の全長の限界に

 追い討ちをかけるように

 赤いそいつは

 ブロック二つ分も

 嵩上げしてあるのだ
 

 ようやく

 コインを一枚投入する事が出来た


 ”よし! 次は商品ボタンだ ”

 
 更に的を絞り

 意を決して

 目当てのボタンに挑もうとしたその時である


 ガチャン^^^

 突然販売機の扉枠が外れて

 扉が斜めに動いた


 ”おっと... ”

 危うく

 その扉と共に倒れるかと思った

 
 がしかし

 扉は右側がずれたのみで

 その崩壊は免れた様子

 かろうじて

 左側の兆番が支えているのか

 傾がる動きが止まり

 
 自分も前のめりながら

 なんとか脚を踏ん張る事が出来た


 ”弱ったな これじゃボタンが押せない ”


 扉の中央付近に目をやると

 [お客様連絡先] なるフリーダイヤルがあった

 2つある番号の内

 読む事の出来た大きな数字に掛けてみる


 通り一遍の営業挨拶文言の後

 こちらの情報を入力せよとの声が聞こえた

 ・・あ~自動応答ダイヤルってやつか・・・・


 始めの質問には

 どうやら〔7〕を押すらしい

 目をショボショボさせながら

 携帯の右上を押した


 次の課題は・・・

 
 そうこうしているうちに

 ノイズが押し寄せてきて

 次第に声が聞こえなくなっていった

 
 ”えっ? 何?・・・・わからないよ ”


 周囲の景色も

 急に暗く見えなくなった