会社勤めをしていた頃、いわゆる霊能者という類の人に 見てもらったことがあります。 同僚2人が「本当に当たるから!」と警戒心でいっぱいの私を 無理やり連れていってくれたのです。 見た目はごく普通のサラリーマン風な霊能者さんに開口一番に 「あなたは気が多いな~。すごくムラがあるよね」などと 気にしていたことをズバズバ言われ、同僚は大笑いしてました。 その方は私の前世も見てくれました。時代は幕末の世で 関西の裕福な呉服店の娘で両親に溺愛されていたのだそうです。 なかなかの器量よしだったようで、求婚の申し込みも多数あったとか。 でも病で若くして亡くなったそうです。 未婚のまま死んだということは下手すれば10代だったかもしれません。 霊能者さんは「臨終の思い」がとても重要だと言いました。 つまり前世の自分が死に瀕して何を悔やんだか、何を果たしたくて 今世に生まれてきたのかが分かると言うのです。 前世の女性は周囲にちやほやされながらも孤独で、たった1人の男性に 心から愛されたかったと思いながら亡くなったそうです。 今の私とは大違いな人生なので、とても自分の前世だとは 信じられませんが、同じ女性として共感するところはあります。 この前世話がデタラメであっても、もし臨終に後悔するくらいなら 少しぐらいは出会う努力をしてみようという気になれたので 聞いて良かったと思っています。 |