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hideのCINEMA日記

好きな映画の話をメインに日々気になったことなど
気まぐれに書いてます(^^)v

 
2010-11-14

タランティーノ

カテゴリー: 日記
久しぶりの映画レビューはタランティーノものをチョイス。
衛星放送で「イングロリアス・バスターズ」放送のためタランティーノ監督の関連作品を何作か観た。

なんといってもタランティーノといえば「パルプ・フィクション」「キル・ビル」が有名だが
今回取り上げるのはメジャーどころはさけて「ジャッキー・ブラウン」をレビュー。
主演のパム・グリアー、40代なかば。
共演者たちもサミュエル・L・ジャクソン、ロバート・デ・ニーロなど。
年齢的にピタリはまってしまったんだろうか。

タランティーノの音楽センスは評価が高くこの作品もかなりいい。
冒頭の「110番街交差点」この映画のテーマソングといっていいだろう。
映画の最後にまたこの曲が流れるのだが最初に聴いた感じとはまた一味ちがうのである。

まずはストーリーだが武器密輸商のサミュエル・L・ジャクソンとその運び屋をやっている
パム・グリアー(ジャッキー・ブラウン)。
ジャッキーはキャビン・アテンダントだがマイナー航空会社で低賃金で雇われている。
金のため仕方なく武器の代金を運ぶ役目を受けている。

この武器商人、かなりのワル、何食わぬ顔で殺人も辞さず、その上用心深いときてる。
こいつ死んでくれと思うほど小憎たらしい。
ラストは当然の結末になるのだがさすがに名優、すごみのある演技ですな。
へんてこな髪型も見所か。

この二人に絡むのが武器商人の相棒、ロバート・デ・ニーロ。
銀行強盗で服役してたようだが少し腕(犯罪の)は鈍っているようだ。
最後はドジって簡単に殺されるがあのデ・ニーロである。
存在感ありすぎ、何かしてくれそうで彼のシーンはつい見入ってしまう。

そしてもう一人の重要人物、保釈仲介人のロバート・フォスター(マックス)。
警察に捕まったジャッキーの保釈を請け負うことで知り合う。
何事にも動じない頼れる男、ジャッキーも信頼を寄せる。

さて武器商人と手を切り大金も手に入れたいジャッキーはマックスの助けを得て、
捜査の協力を装い警察をも絡めた頭脳戦を繰り広げる。
大金50万ドルを運ぶ仕事に武器商人と警察の裏をかき見事ジャッキーは目的を果たせるか。
この後半はサスペンスの要素もあり楽しめるはず。

パートナーと呼ぶようになったマックスに一緒にスペイン行きを誘うジャッキーだが
マックスは穏やかに断る。
エンドシーンで流れる「110番街交差点」恋が叶わず歌を小さく口ずさむジャッキー。
ヘビースモーカーでたばこを切らさない、ワルと警察を巧みに駆け引く女。
しかしどこか悲しくかわいいのだ。
最後の潤んだ瞳が心に残る映画だった。