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自然派の気ままに一言

 
2009-03-24

さくら?のはずが

カテゴリー: 日記
今朝、通勤途中いつも通りラジオ番組を聴いていると桜の開花情報と題して水戸の偕楽園、角館・・・となぜかこの2都市に触れていた。ふと思い出した。
(回顧となるのもめっきり出る事がなくなったことからくるストレスだろうか。)

水戸は茨城の県庁所在地。一度仕事でこの付近の町にいったのだが滞在期間の少なさからかほとんど印象が残ってない。当地の人に名物?の「あんこう鍋」を奨められてご一緒したが身がたんぱくで、さ程といった印象だった。
一昨年に水戸へ行く機会があった。羽田→上野にでて常磐線で北の方へ下る。利便性もあって駅周辺に宿をとった。
休日に電車で普段とは逆方向(上り)に行ってみた。
水戸を出るとすぐ視界に広大な庭園風景が飛び込んでくる。日本三大庭園のひとつだけあり一時の間、線路ごしに景勝地の眺め続く。
じっくり庭園観賞する奥ゆかしさを持ち合わせてないのでこれで満足してしまった。

ところで水戸というと黄門様。駅を始めいたるところに黄門様がおいでで(像)、風雪に耐えしっかり庶民を見守っておられる。こんなに同一有名人が複数みられるところも珍しい。
(勧善懲罰の典型である、かの有名な時代劇は幼年期お世話になりました。)

次に水戸といえば納豆。どちらかといえば好きなほうだ。
昼食はいつも社内食堂で仕事先の人とご一緒していた。毎度必ず納豆を食べている。納豆を食べるときは実に真剣というか熱意のようなものが感じられる。そこで、「やはり納豆は好きですか?」。「はい、朝、昼、晩食べます。特に、ここのは美味いです。」
(なるほど。よく分かりました。)
次の日、期待がてら食べてみるも、特別な驚きはない。味覚がおかしいのだろうか?しばし考えつつ、その晩、藁に巻かれた一品物を買い再度賞味。やはり今までと変わらない。
所詮、素人には分からないものだと納得してしまった。

とある時のこと。隣県の千葉よりなじみのある顔がやってきた。懐かしさもあって茨城人、千葉人を一緒に宴をもった。雑談に華を咲かせる中、両雄の対抗心に火をつけてしまった。昔「ちばらぎ」東京近郊の人がいってたのを思い出し、ついこの言葉を言ってみた。
千葉方の目の色が変わった。特産の話からはじまり、淡々と違いを講釈しだした。面白かったので「目くそ鼻くその話」などとさらに油を注ぐと勢いを増して、「東京ディズニーランドは東京ではなく、千葉にあるので正確には千葉ディズニーランドだ。」とご丁寧に解説してくれた。
その他この地方の戦乱期の話を聞けたこともあって面白かった。

この種の話では昔同僚だった関西人が徳川について言っていた事がある。彼によると日本の都は古来より関西にあったのだが、徳川家康が東に移して以来、中央でなくなったことが事の外、腹立たしいらしい。(関西方面の人にとっては徳川(家康)は国賊なみに思われてるようで、このことは脈々と受け継がれてるらしい。過敏なとこには触れない方がいいだろ。)

水戸の四方山話となったが、一方、角館というと商家、武家屋敷が残る東北の町だ。
地方によくある古城下町といった印象で、深い自然の中にたたずむ趣のある処といったところだ。ただ、土地柄、他の町とは違い戦火の難から逃れやすかった環境にあり、建物など過去の形がそのままに多く残しているようだ。
押入れに使うことなく「みちのく小京都 角館」と記された赤いうちわが眠っている。

日本には「小京都」が氾濫している。いまや俗化された言葉で新鮮味がないのが残念だ。

今日は別の話を書くつもりが水戸一色になってしまった。