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羊が2365匹…

眠れない夜の他愛のない独り言…、お酒を飲んで帰ってきた時の、無意味な思いつき…、そんな感じです。

 
2008-06-18

ほたる…

カテゴリー: 日記
仕事柄出張も多く、月の半分は会社の席を空けていた…。

そんな去年の夏の終わりに、九州への出張があった…。

九州といっても、福岡と佐賀と大分の県境…。

当然のごとく、繁華街には縁遠い山の中である…。

出張時の夜と言えば、宴会と決まっていた…。

総勢5名での出張であったが、出張最後の夜と言うことで、皆で飲んでいた…。

そんな一次会がお開きになる頃、九州の責任者が店に現れた…。

それじゃ、店を変えて二次会と思った矢先に、その責任者から…
『ホタルを見に行きませんか?』
とお誘いが…。

たまには、情緒に浸るのも悪くないと思い、即座に誘いに乗った…。

実のところ、ホタルを生で見たことが無かった…。

少なくとも、札幌の実家の近所に、ホタルは昔からいなかった…。

見たことあるのは、テレビの映像の中だけ…。

皆で車に乗り込みホタルの居場所に向かった…。

山の中から、更に山奥へ…。

既に街灯が無くなった道に車を停め、道路脇の田んぼの奥に、歩いて進んだ…。

田んぼの奥には、小さな川…。

川岸に辿り着き、対岸を見ると…。

何百、何千もの光の点滅…。

止まったまま灯る光、飛びながら動く光…。

テレビとは比較できない美しい光…。

30分程だったろうか…

非現実的な時間…。

余韻に浸りながら車に戻る途中、田んぼの畦道に、一匹のホタル…。

誰かが捕まえようとした…。

だけど、飛んで逃げた…。

飛んで行った先は…自分の手の甲に…。

皆、携帯を取り出し写真撮影…。

そんな時間もつかの間…。

また、ホタルは飛び去った…。

今度は、誰にも捕まえられない場所へ…。

出張中の素敵なハプニング…。

与えてくれた九州の責任者に感謝…。


ホタルを生で見た現実…。


もう映像のホタルでは、感動出来なくなった…。