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最近母親を亡くした香奈さんが見た夢をご紹介しましょう。
「私は産院のようなところにいます。周りには外国人の女性がたくさんいて、妊娠中か、赤ちゃんを愛おしそうに抱いています。私は診察室に入りました。すると、先生が『妊娠六ヶ月です』というのです。私は『じゃ、仕事を辞めて出産の準備をしなければ』と思いました。産院を出ようとすると、看護婦さんが受付の窓から顔を出して、なにか大きな声で言いました。でも、なにを言ったのかは私にはよくわかりませんでした。それから産院を出ると、誰かが迎えに来ているのですが、誰だかわかりません。その人の車に乗れと言われている気がするのですが、私は無視していました」 香奈さんは半年前、母親を亡くしました。もともとドライな性格で、母親が死んだときもそんなに涙が出なかったということです。夢の中で香奈さんがお腹にはらんでいるのは、この母親の思い出です。出産の準備とは、この母親の人物像をそろそろ外側の世界にまた投影する準備のことです。つまり、母親のように懐かしく感じる人が、香奈さんの近くに現れるのでしょう。おそらく新しい恋人です。外国人の母親たちは、香奈さんの未来を表します。彼女たちのように、香奈さんも人を慈しみたいと思っていますが(仕事を辞めて出産準備をしようとしている)、まだそうできるのは遠いようです(だから外国人)。 看護婦さんが大声でなにかを言っているのは、香奈さんは人とちゃんと向かい合えないようで、そのために相手に負担をかけているようです。迎えの人さえ来てくれているのに、香奈さんは受け取れないのです。周りの人に注意がいっていないので、空回りしています。 そこで、香奈さんにアドバイスをしました。 「新しい恋はもうすぐそこに来ているのですが、お母さんとの関係から自分のクールさを後悔しています。そして、今度自分を愛してくれる人には、仕事を減らして、全力を尽くそうと考えているようです。でも、どんなにそう心がけようとしても、やはりあなたはクールな人。それは自立心が高く仕事ができるというすばらしさでもあります。もし、本当に人と深くつき合いたいなら、もっと意識的に人に甘えることです。ゆっくりと生きて、人の好意の受け取り上手になりましょう。すると、あなたに与えたいと思っている人たちに気づくことができるでしょう」
解説:心理セラピスト 宮崎なぎさ「思考が現実化する」という理論と心理理論を組み合わせたユニークな心理講座を開催。 恋愛、仕事、人間関係、才能開発、子育てなど、さまざまなテーマのセラピーを行う。 (株)アクエリアス・ナビ代表。 |
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