ドラマのセリフではありませんが、 「本気で誰かを愛したことがある」と言える人は どのくらいいるのでしょうか? 「自分を好きになってほしい、自分に優しくしてほしい」だと 愛ではなくエゴになってしまいます。 でも好きになればなるほど、相手からも好きになってほしくなる。 そう考えると純粋に愛するって難しいです。 でも「この人がいてくれるだけで嬉しい、この人のために頑張れる」と 思えるような相手に出会って、愛というものを実感できたら 人として幸せでしょうね。 ただ、愛する喜びを味わうことがゴールなら、相手は異性でなくても、 もっと言えば人間に限らなくてもいいと思います。 『ボブという名の猫』(原題:A Street Cat Named Bob)は 小説と映画がありますが、ご存じの方は多いでしょうか。 麻薬依存症だったジェームズが猫のボブと出会って、 人生が好転していくという実話です。 ジェームズとボブは、それぞれ世間から見放された存在でした。 そんな1人と1匹が出会い、一緒に過ごしていたら 今度は周りが注目するようになったのです。 私もジェームズの肩の上にいるボブを動画で見るたびに ほっこりとした気持ちになります。 信頼と愛情で結ばれた関係は当事者だけでなく、周りにいる人たちも 幸せな気分にさせます。 理想論ではありますが、誰もがそういう相手を見つけられたらと思います。 特に災害や悲惨な事件が頻発するような世の中だからこそ。 ちなみに待っているだけでは、その相手は当然ながら見つかりません。 例えばジェームズはケガをしたボブのために、出会ったばかりなのに 有り金をはたいて治療費を払いました。無償の愛ですね。 |