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あっちゃん日記

acchan.comの代表のあっちゃんです。
皆様に素敵な出会いをご提供します!

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2011-05-03

acchan誕生秘話【最終話】

カテゴリー: acchan誕生秘話
こんにちは。
誕生秘話もついにこれが最終回です!

・・・・

数ヶ月ぶりに彼女から、公園に呼び出されました。
そして、そこに彼女はいました。
彼女の顔を久々にみて本当にうれしかったんだと思います。
とにかくおおハシャギの1日でした。
会えただけでもうれしかったのに、その日は彼女がお手製弁当まで作ってきてくれていました。
ほんとおいしくて、もうこんな幸せな日がずっと続けばいいとそう思いこんでいました・・・。
そう・・・勝手に思っていました。

そして帰り際、彼女から言われました。「ねぇ、別れて欲しいんだけど・・・」。

!!!「ガーーーーーーーーン」!!!

もう頭の中で大きな鐘が鳴り響いたような感覚でした。
真昼間のいい天気なのに、目の前が一瞬完全に真っ暗闇になりました。
何が起こったかもう一度冷静になって彼女の話を聞くと、そうですやっぱり遠距離になってからなかなか連絡がとりにくくなり、そのうち近くで新しく好きな人ができてしまったそうです・・・。
しかももうその彼とはもう付き合い始めていると・・・。
まぁ遠距離恋愛の経験者なら皆さんわかりますよね。やっぱそういうことって現実に起こるんですね。
とにかく彼女の意思は固く、もうどうやっても今日で別れたいとのことでした・・・。
そこまで決心しているのであれば、自分には何もできませんでした。まったく無力です。
結局その日はどうやって家に帰ったのかよく覚えていません。

・・・そして、家では片づけを始めました。
彼女との思い出の品が部屋に飾ってあると吹っ切れないと思い、もう思い出の品は全て処分しようと決めました。
いっしょに撮った写真やお土産の置物、そして毎日つけていた日記、全部処分しようと片付け始めました。
すると彼女からポケベルが・・。思い出の品は大切なものなので捨てないで送って欲しいと。
よくわからない人です。いわれるがまま箱に詰めました。

それからベットに横になり、隣の窓から夜空を眺めていました。
雲ひとつないきれいな星空です。
そんな空を見つめていたら、急に涙が溢れてきました。
彼女の前でも一滴も流さなかった涙が、後から後からあふれ出てきます。
もう一人の部屋で安心して泣くことができたのでしょう。
自分でもこんなにも涙が出るのかと思うほど泣き続けました・・・。
もう自分には一生楽しいことも、明るい未来もなく、ただ暗く沈んだ世界しかこの先はないと思いつめて泣き続けました・・・。
もう完全に抜け殻で、生きたまま死んでいるような気分になっていました・・・。

・・・そう何時間たったのでしょう、不意にベットから星空を見上げました。
すると!なんと!そこには今までに見たこともないような信じられないほど長く、眩しく光る流れ星がありました!
自分は田舎でもよく物理部の連中と流星群の観測を徹夜でしていたんですが、そんなときにみた何百という流れ星よりも大きくて眩しくて空の端から端くらいまでの広がりをもった流れ星でした。
それを見た瞬間ひらめいたんです「あああ、たったこの一瞬先にも今までの生きてきたものよりも素晴らしいものが待っているかもしれない。ここで諦めちゃいけない、もっともっと素敵な未来が待っているはずだ!!」
そう、勝手に心の中で感じました。
するとさっきまでの脱力感がうそのようになり、急に体の中からメキメキと力が湧いてきました。

そこで思ったんです。「もしかしたら自分のようにちょっとした行き違いや理想のずれからカップルにならない人はたくさんいるんじゃないか。だったらそういう人を結びつけるようなものがあってもいいんじゃないか」そう、これがacchan.comのルーツだったのです。

実はその頃1996年はWindows95が発売されはじめた年でした。
そのため自分もWindows95を買って、初めてインターネットに触れた年でもありました。
その頃のホームページというと本当に何もなくて、mixiもGoogleも楽天もありません。
あるのは、企業のホームページと掲示板くらいでした。
しかもどのページをみてもつまらなく、自分のいいたいことだけを勝手に宣伝しているページばかりでした。
実はこの頃、自分の大学時代のオタク友達はもう自分のホームページを持っていました。
当初はまだインターネットにつなげるWindowsパソコンがなかったので、大学院のUNIX機上でMosaicブラウザーを使ってつくっていたようです。
そんな友達のページもやっぱりつまらないものばかりで、また見たくなるようなページは1つもありませんでした・・・。

そんななか、この人と人を結びつけるホームページというのは、「毎日新しい人がいるので毎日来たくなる」、「俺が更新しなくても勝手にみんなが更新してくれる」などのメリットがあるのではと感じました。(そうですこれはCGMの原点でした)

それから一気にゴールデンウィークを使って開発を始めます。
実はいつも忙しくて残業ばっかりだった会社ですが、久々に彼女に会えると思って無理行ってGWを連休にしてもらっていたのでした・・・。
しかしGW早々に彼女に振られてしまって休みの予定が全て完全に白紙になっていたのでした・・・。
そのため思いっきりプログラミングに専念することができました。(^^;
プロバイダーのホームページ領域3MBを使って、結局5月1日に開発を始めてから3日で完成したのが「あっちゃんLove2お見合い」だったのです。(サイト開設当初はこんな恥ずかしい名前でした・・・)
しかし、3日で作ったからといって侮ってはいけません。
ちゃんと会員登録できますし、しかも今と同じように身長や年齢、都道府県などの条件を入れると相互マッチングするものだったんです。
当初からこの基本的な仕組みは変わっていないんです。

そして5月3日にスタートした時、そこには自分で登録したテストデータが10件くらいしかありませんでした。
そこでオタク友達に連絡して「こんなの作ったから登録してみてよ」と伝えます。
すると何人かのオタク友達が登録してくれ、プロフィールに書いてある特徴からすぐに「ああ、こいつこんなに見え張っちゃって」とかわかったものでした。
しかしそのうち何日か経つと、ぜんぜん知らないプロフィールの人が登録しています。
どうやらオタク友達の友達らしいのですが、ああそんな人も登録してくれたんだと思っていました。
そのうち、よく見ると女性も増えています!しかも本物っぽい。
もう誰の知り合いかわかりません。
そうしているうちにどんどん登録者が増え・・・。

・・・・

そう、これがacchan.com誕生の瞬間だったのです。
そのときはまさかこんな小さなホームページが何十万人も使われるとは、しかもそこから何万組ものカップルが生まれるとは全く想像していませんでした。
今から思えば、あのとき彼女に振られて、あの時あの流れ星を見て、あの時休みを取っていた、これらは全部必然性があって起きた事なのかなと思います。
自分には辛いときではありましたが、そのおかげでたくさんの皆さんの幸せのお手伝いをさせて頂けているというのは本当にうれしい限りです。

とにかくこれからも一人組でも多くのカップルが生まれるよう、日々努力して参りますので今後ともよろしくお願いいたします!
ありがとうございました!
2011-05-03

acchan誕生秘話【大学編4】

カテゴリー: acchan誕生秘話
皆さん、ありがとうございます!
実は今日をもってacchan.comは15周年となりました!
今日のサイトがあるのはご利用頂いている皆様のおかげです!
本当にありがとうございます。
では、誕生秘話もいよいよ佳境に迫ります!

・・・・

アルバイト漬けだった学生時代も大学4年生になり、もう残りわずかとなってきました。
就職先をどうしようか悩んでいましたが、そうですこのときは氷河期の始まりでした。
本当にどこに葉書を送っても無しのつぶてで返答ありません。
もうだめかと思っていたところ、やっといくつか書類選考を通ったところがでてきました。
そのうちの1社の説明会に行ったとき、筆記試験がありました。
普通の数学や物理の問題ならまだ平気なのですが、なんとそこは小論文です・・・。
一番苦手な国語でした。(^^;
さて困ったなぁ、しかもお題は「5年後の自分」です。
もうこうなったらこの会社は諦めるとして、書きたいことを書こうと綴り始めました。
そうです、このときから5年後は1999年だったので、これは世紀末ということで人類滅亡からどうやって生き抜くかを書きました。もう半分やけですね。(^^;

そうしてここは諦め、次の会社を目指して頑張っていた頃、ここから連絡が。どうやら通ったようです!
そんなこともあるのかと次の役員面接へ。
そして言われました「君、小論文に何を書いたか覚えている?」「あ、いえ・・ええとすみません。」どうやらそれを気に入ってくれたようです。(^^;
変わった人もいるもんです!
そして結局ここへ入社が決まりました!ホッとした瞬間でした。


そして4年生も終わりに近づいてきた冬、ついに出逢ってしまったんです、本当に好きになってしまった子に!!!
その子のことを思うと本当に辛くて、もう心がはちきれそうでした。(皆さんもそんな思いのときはありますよね!)
でも、もうこのときはだいぶ人間に近づいてきていたので本気で何とかしたいと考えるようになりました。
そして、ついにシフトが同じとき、帰りに呼び出して告白してしまいました!
結果は・・・即答もらえませんでした・・・が!あとからOKもらえました!
あれのときは本当に嬉しかったですね。
日々の生活が何から何までキラキラ光り輝いているような毎日にかわりました。
しかし、それから間もなくして大学卒業となりアルバイトも終了し、自分は社会人として遠くはなれた社員寮に引っ越すこととなりました。
これが苦難の始まりでした・・・。


それまで彼女の家とは電車でも10分くらいのところだったのですが、自分が引っ越した先はかなり遠く、彼女と会うためにはドアツードアで2時間くらいの距離になってしまいました・・・。
当時は携帯もなくポケベルくらいしかもっていなかったので、これではなかなか連絡が取れない。
しかも彼女の家は自宅なので電話もままならない。(当然お父さんは自分の存在を知りません)
もう話したくても会いたくてもぜんぜん思うようにできなくなってしまいました。
そういえば当時のポケベル、数字だけでなくカナも送れる様になりました。このとき最初に顔文字をポケベルで送ったのは自分じゃないかと勝手に妄想していました・・・。当時、バイト先の女子高校生にそれを見せたらみんな驚いていましたので。(^^;

結局あまりに連絡が取れないので、交換日記を始めることにしました。
まぁ交換といいながら自分だけが勝手に書いてたまに見せてあげるだけの日記ですが。(^^;
その日記をあとから読み返すと、週末彼女と会えたあとは本当にうれしくて何ページもびっしり楽しかった思い出が書かれていました。
そして月曜日から「早く会いたいな」とか「来週はこんなところに行こうかな」とか。
もうとにかく毎日待ち遠しくてたまらないというような日記でした。(^^;
ほんと恥ずかしいですね。
たぶん、書いて間もなくだったらとても人にはいえないようなことだと思うんですが、もう15年も前なのでだいぶ吹っ切れましたね。

・・・しかし、やっぱりこういう生活には限界がきやすいようです。
自分はとにかく会いたくて会いたくてたまらなかったのですが、徐々に彼女の行動がそっけなくなっていきます。
それでもたまたま忙しいだけなのかな?と思って自分はぜんぜん相変わらずの毎日を過ごしていました。

ああそうそう、ぜんぜん会社のことを書いてなかったですね。(^^;
会社では新入社員として研修をへて、無事配属先も決まりました。
システム開発の会社だったのですが、その中でもパソコンのセットアップに関する部署に配属となりました。
会社でも1年目からバリバリ仕事をこなして・・というかとにかく遅くまで頑張っていました。
そして週末も彼女に会えるときは朝早くから起きて会いに行って体にムチ打っているような状況ですごしていました。
それでも会えるだけで本当にうれしかったんです。

それがついにおかしくなります。
彼女から「ちょっと冬の試験になるからしばらく会えない」といわれます。
まったく無頓着の自分は、まぁそういうときもあるかなと思い、会えない毎日も日記に早く会いたいと勝手に毎日妄想ばかりを書いていました・・・。

そんな彼女から数ヶ月ぶりに「今度、公園にいかない?」と言われ、喜んでOK返事を伝えました。
そう、それが今から15年前の4月29日です。
久々に彼女と会えるうれしさからウキウキ気分で家を出て待ち合わせの公園へ向かいました。

・・・・

そろそろ文字数の限界のため切り上げます!
続きは乞うご期待!
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